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教育よもやま話第3号
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【教育よもやま話第3号】
〜松井直輝の教育に役立つメルマガ〜
3.使命との出会いは「妻の一言」がきっかけ
私は家族で仕事をしていました。
父と今は亡き母と私です。
幼稚園が三つありましたから現場ではなかなか顔を合わしませんでした。
それぞれが各園に行っていたからです。
顔を合わせるのは夕食のときです。
そのときがミーティングです。
時には意見が違うこともあり、議論になります。
職場でしたらまだいいのですが、家庭でしかも家族でのミーティングですから我が出ます。
特に私は自分の意見を押し通す性格ですから喧嘩になってしまいます。
夕食が親子喧嘩の場に様代わりです。
とてもとても嫌なひと時でした。
ですからそのときに私は「結婚したら妻と一緒に仕事をしない。なぜならこんな嫌な思いはしたくないから。」と決めました。
今から思えば両親には申し訳ないことをしました。
私も一所懸命幼稚園を何とかしたいという思いから議論していましたが、議論が議論にならず親子喧嘩になってしまったことを反省すると共に、今ではその喧嘩も懐かしくも思います。
母が生きていればそのような喧嘩もできるのですが、、、、
ですから、一切といってよいくらい家庭では仕事の話は持ち込みませんでした。
私は倫理法人会に入会しています。
私は大阪北区倫理法人会の相談役です。
大阪北区は毎週土曜日の朝に経営者モーニングセミナーを行っています。
興味のある方はお問合せください。
朝一番から勉強しようとする意欲のある人たちの集まりです。
その講師に芝寿しの社長さんがこられ、次のようなお話しをされました。
「人間の器ってどうしたらわかると思いますか。簡単ですよ。妻に聞いたらいいのです。あなたの事をよく見ていますよ。」とおっしゃいました。
私はこわごわ妻に聞いてみました。
「俺の器ってどれくらいある。」と聞くと妻は、
「あんたの器か。お茶碗くらいとちゃうか。」と手で小さな器を示して言いました。
私の妻は吉本みたいなユニークな妻です。
私が鳴門のうず潮を見に行ったときの話です。
「渦なんかまったくないで、あんなんあかんな。」と言うと、妻は、
「あれは首をぐるぐる回しながら見るもんなんや。」と楽しそうに言っていました。
鳴門に行かれたらぜひ首を回しながらご覧ください。
さて、話を戻しますと、「あんたの器か。お茶碗くらいとちゃうか。」と言われ、私は、
「お茶碗かいな。そんなもんかいな。もうちょっとなんかないか。自社ビル建てるとか、100億円ためるとかあるやろ。」と返すと、
「あんたはお金無理。」
「ええー」
「お金があったらすぐ幼稚園に使う。人に使う。お金を貯めるのは無理やと思う。けどな、総理大臣とは友達になれるのとちゃう。」と言ってくれました。
実は私は常々このようなことを考えていました。
ある意味少し恐ろしくもなりました。
なんか見透かされている、、、
実は、私は妻のこの一言で彼女を見直しました。
今までは「あなたにはこのような仕事はでけへんやろう。えらそうなこと言うたらあかんで。悔しかったら俺の替わりに園長やってみ。」と嫌なことがあったら心の中でぼやいていたものでした。
念のため申しますが決して言葉には出していません。
そんなことを言ったら私の居場所がなくなってしまいますから。
男というのはどうして「妻」に対して恐れや恐怖を持っているのでしょうか。
またもや話を元に戻します。
私はこの妻の一言で彼女を見直しました。
そして仕事の相談もするようになりました。
倫理法人会でも妻が賛成しない仕事は進めてはいけないと言われていました。
自分の妻も説得できないようでは、社員の皆さんを説得納得させることは到底できません。
よく考えれば、もし私がこければ妻も家族も崩壊してしまうのですから、真剣かつ客観的に私を見、誰よりも親身になって考えているのは妻であるということは当然ですね。
なかなかこんなことにも気付けませんでした。
ある日のことです。
私は自分のビジョンをどのようなものにするか思い悩んでいました。
昔から小学校をしたいという夢がありました。
幼稚園で教育した子どもたちをそのまま引き継いで教育していくのは、園長としては誰でも持つ夢です。
そこで妻に「小学校をしよう思うんやけど。」と相談すると、間髪いれずに
「やめとき!」と言われました。
少しむっとして「なんでやねん。」と聞くと、
「あなたは小学校をやったことないでしょう。」と言われました。
さらにむっとして「小学校くらいできるわい。」と言い返すと、
「やめとき、今はいろいろな大学が学生の確保のため小学校に参入してきているでしょう。そんなときに小学校するのは得策ではないと思うわ。あなたは幼稚園が得意やから幼稚園やったら。」と言われました。
実はこの一言で目覚めました。
私は幼稚園に21年間携わっています。
「幼稚園」は自信あります。
自分の得意な分野で勝負するのは当たり前ですね。
そこで行き着いたのが【態度教育】のアソシエーション作りです。
何年も何年も自分の使命を追い求めてきましたが、一瞬の間にひらめきました。
「量質転化」と言います。
ある一点で量と質が変わるのです。
お酒も飲みすぎれば毒となることです。
人の成長もなだらかな右肩上がりではなく、あるときぽんと一線を越すのです。
これを量質転化といいます。
コツコツ量をこなさないと成果(質)は変わらないのです。
私はこれを経験しました。
そのきっかけが妻の一言です。
世の男性方。
一度奥様に尋ねてみましょう。
自分の器を聞いてみましょう。
そして仕事の相談をしましょう。
必ず良いヒントを与えてくださるでしょう。
妻に感謝です。
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