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タイトル 教育よもやま話第26号
本 文 【教育よもやま話第26号】〜松井直輝の教育に役立つメルマガ〜

26.過保護 その@

子どもがいわゆる反社会的行動(自殺や非行)を引き起こす親の養育態度には、【我慢を教えていない】【無視無関心】【過度の期待】がありましたが、もう一つ、【過保護】があげられます。
今回はその過保護についてお話しします。

過保護とは子どもができることを親がしてしまうことを言います。
皆さんご存知の通り過保護は子育てにおいてよくありませんね。
なぜなら過保護は子どもの『自立』を奪ってしまうからです。
しかも厄介なことに過保護の親は無意識に過保護をしています。
つまり自分は過保護であるという自覚がないのです。
それではこの機会に自分の過保護度をチェックしてみませんか。
下記のような事柄に心当たりのある人は要注意です。

まず、「子どもがかわいそう」とよく思う人。
「この子はまだ小さいから言っても無理」とよく思う人。
例えば食事に関して、「私の子どもはまだまだ小さいしご飯をこぼすのは当たり前。無理やりちゃんと食べさせるのはかわいそう。」と思い、子どもが食べ散らかしているにも関わらずニコニコして見ていたり、一方的に食べさせたり、もしくは子どものするがままにさせ、しつけを積極的に行わない方は過保護です。
しつけは小さいうちから行わなければなりません。
確かに子どもはご飯をこぼします。
しかしこぼさないように食べることを繰り返し繰り返し子どもに伝えなければなりません。
失敗してもかまいません。
子どもには『失敗する権利』があるのです。
そして親は何度も繰り返し伝える義務があるのです。
子どもに促すことが大切です。
しかし過保護の人は「まだ小さいから」とか「あんまり言うとかわいそう」と思い、子どものするがまま、わがままを容認してしまいます。
往々にして叱ることをあまりしません。

この養育態度の心の奥底にあるのは、一方で親は子どもの能力を低く見て、他方では親の必要性や存在感を必要以上に大きく誇張していることです。
つまり、この子は小さいからという心の底には「この子はできない」という子どもの能力を低く見ている自分があります。
さらに、この子はできないのだから私がしてあげないといけないと思い、母親にとってはとても母性をくすぐられ、自分の存在感や価値を再確認でき、一種の快感にもなっている自分もいます。

子どもの立場に立ってみましょう。
自分の能力を低く見られています。
自分はできない子だと母親から思われています。(母親はそんなつもりはありません。無意識です)
逆に言うと、しっかりしてしまうと母親の期待に背いてしまいます。
だって自立すると母親は子どもの世話ができなくなるのですから。
従って子どもはどちらかというとボーとしてしまい、何もしないという子どもに育ってしまいます。
もうひとつ事例を出したいのですが、次回にします。

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