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教育よもやま話第33号
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☆教育よもやま話第33号☆
〜松井直輝の教育に役立つメルマガ〜
33.職場の三原則について そのB 礼を正す
森信三先生は職場の三原則を私たちに教えてくださいました。
それは、
一. 時(とき)を守り
一. 場を浄め(きよめ)
一. 礼を正す
です。
職場の三原則は、家族の三原則でもあります。
では、礼を正すことについてお話します。
日本は「父を敬し、母を愛する。」という縦社会の文化でした。
これが戦後崩壊しました。
自由や平等という横の「愛の文化」が入ってきました。
特に女性は「ウーマンリブ」や「男女平等」などの権利を主張しました。
それ以前は男尊女卑の世の中でした。
これはよくありませんが、欧米の文化は確かに権利を主張しますが、義務を果たしての権利であることを知っています。
それを日本人は知りません。
そのような文化がなかったからです。
にもかかわらず、縦社会が崩壊し、自由平等になり、するべきことをせず、権利のみ主張する要求型社会になってしまいました。
それが夫婦のあり方にも反映されています。
それでは質問です。
男性と女性どちらが大切ですか。
答えはどちらも大切です。
しかし、男性と女性は違います。
何が違うかと言いますと『役割』が違うのです。
この役割まで『平等』と勘違いしている方が多すぎます。
家庭から『ハイ』の返事がなくなりました。
ハイは拝啓の『拝』です。
人を敬うハイです。
ハイの返事は心のコップを上に向け、今からあなたの話を聞きますよという心の準備です。
あなたは大切ですよという現われが『ハイ』の返事でした。
幼稚園に職場体験として中学生がやってきます。
「○○君」と呼んだとき、『ハイ』と返事が返ってくると「ええ子やな。ちょっとこっちにおいでや。これはこうするんやで。がんばりや。」と応援したくなります。
逆に「○○君」と呼んだとき、返事は返ってこない、それどころか無視したり、「何や、このおっさん」というような表情でもされたら、「君、態度悪いな。ここにでは君の実習はでけへんな。出直しといで。」というようになります。
『ハイ』の返事は人を大切にする、尊敬する第一歩なのです。
家庭で『ハイ』の返事がなくなりました。
昔は父親が『おい』といっても『ハイ』という返事が返ってきました。
戦前の男尊女卑の時代でしょうか。
今は『おい』などと呼ぶと『なんやの(怒り)』という妻からの返事が返ってきそうです。
反社会的行動(非行と自殺)をする子どもの親の共通点の第1位は『夫婦の仲が悪い』です。
しかも『母親が父親を尊敬していない』という共通点があります。
日本の社会は「父を敬し、母を愛する」という文化でしたが、見事に崩壊しています。
「あんたしっかり勉強せいへんかったらお父ちゃんみたいになるで。」などというお母さんの罵声が聞こえてきそうです。
これは人を大切にしない見本を子どもに示しているのです。
ある幼稚園の園長は「家族で食事に行ったときくらいは財布をお父さんに渡し、支払いをしてもらってください。そして子どもたちに、お父さんが一生懸命働いてくれるからこうして食事ができるんやで。ご馳走様でしたといいや。そしてありがとうございましたといいや。」と保護者の方にお話されています。
これほど父親の威厳がなくなっているのです。
決して男性が偉いといっているのではありません。
人を大切にする、尊敬する第1歩が夫婦間にあることを知って頂きたいのです。
そのひとつに『ハイ』の返事があることを知って頂きたいのです。
さあ、お母さん。
今日から気持ちの良い『ハイ』の返事をしませんか。
さあ、お父さん。
今から奥さんを呼ぶときに名前で丁寧に呼んであげませんか。
私の妻は【亜希子】といいます。
ですから朝一番の挨拶は「亜希子様 おはようございます。」です。
様をつけないといけないくらいお世話になっています。
様まではいいですが、「さん」で呼んであげると『ハイ』の返事が返ってきますよ。
丁寧に関わると丁寧に反応してくれます。
逆にぞんざいに関わると、ぞんざいな反応が返ってきます。
実験してみてください。
お互いを尊敬する夫婦でいたいですね。
さて、職場の話です。
職場においても人を大切にすることにより、人間関係の秩序が生まれます。
「礼を正す」とは「人を大切にする」ことです。
その元が『ハイ』の返事にあります。
返事を大切にいたしましょう。
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