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教育よまやま話第35号
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☆教育よもやま話第35号☆
〜松井直輝の教育に役立つメルマガ〜
35.朝礼の『何か』について
平成13年2月に母親がなくなりました。
突然でした。
胃がんです。
当時泉新学園には3つの幼稚園がありました。
母親は二つの園長を兼任していました。
その母親が亡くなったわけですから、平成13年4月から三つの幼稚園の園長を私が兼任することになりました。
私は2代目です。
事業を引き継いで業績が悪くなるのは辛いものですね。
私が三園を引き受けてから園児が減少し始めました。
いやその前から少子化の傾向があり苦戦はしていました。
しかし明確に園児数の減少が見られるようになったのはこの頃です。
幼稚園というのは10月1日に園児募集をします。
たった一日で来年度1年間の売り上げが確定するのです。
すごい仕事でしょう。
いや、現実には3学年ありますから、10月1日の一日で3年間の売り上げが決定するのです。
えげつない仕事でしょう。
うまくいけばOKです。
そうでなければもう火の車です。
その園児減が5年間続きました。
単に園児を増やすことは簡単です。
園舎を改装したり、新しい遊具を入れたり、金銭的なサービス(例えば兄弟割引)をしたり、バスを家の前までつけたり、打ち上げ花火を打ち上げ注目を集めればいいのです。
つまり親へのサービスを強化すれば園児は増えるのです。
しかしおかしいとは思いませんか。
保護者へのサービスだけで園児を集める幼稚園なんて。
確かに今の時代保護者へのサービスは大切なことです。
しかしなぜ当園を選んだのですかと言う質問に「バスが家の前まで来てくれるので。」と言う答えでは教育に携わる者としては本当に情けない話です。
私は、「教育が良いから選びました。」「先生が素晴らしいから選びました。」と言ってほしいと痛烈に思いました。
そこで取り組んだのが態度教育です。
態度教育とは挨拶・返事・履物をそろえる・立腰・食育の5つです。
これは森信三先生の立腰教育を基本とし、先生が提唱されているしつけの三原則(挨拶・返事・履物)を足し、さらに今のこの時代に必要と感じている食育を付け加えました。
これを態度教育と呼んでいます。
私は今の時代にこの態度教育がとても必要であると感じているのです。
このしつけを、人間の基本を大切にした幼稚園にしたいと決めたのです。
この決断には倫理法人会の教えが大きく影響を与えたと共に、森先生が直接指導された保育園が博多にありますが、その保育園を見学させて頂いたことが大きな要因となりました。
仁愛保育園といいます。
この保育園を見学させて頂きショックを受けました。
まさしく私が捜し求めていたものがここにありました。
仁愛保育園を一つのモデルとし、今まで行ってきた泉新学園の教育を生かしながらしつけ(態度教育)を徹底していこうと決めました。
そのためにはまず先生が態度教育の実践者でないといけません。
それを職員朝礼で教育・実践しようと考えたのです。
当園の朝礼は、まさしく態度教育を実践するための職員教育の場なのです。
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